おかげさまで、ツー・ワン紀州はことし7月25日で創刊22周年を迎えます
問 70歳前半の女性。夫が亡くなって2年。寂しさもあって友人に勧められダンスを習い始めました。そこで男性に声をかけられ、つきあうようになりました。彼はダンスがうまく、ロマンティストで私に10歳以上若く見える。おしゃれのセンスもいいと言われ有頂天になりました。
これまで、異性は夫しか知りません。ダンスの日は女学生のように心弾ませます。そして、何度か会ううちに男女の仲になってしまいました。
でも、ダンスをする時は彼には決まったパートナーがいます。後ろから入った私には決まった人はなく、同性が私に教えてくれます。彼は「ダンスの時だけだから」と何度も言いますが、許し難いです。
このままでは三角、もしくは四角関係になるのではと思い、傷の深くならないうちに別れたい、と彼に伝えました。つきあって半年、彼は優しく、誠実で良い人のように思えますが、はっきり言って本心がよくわかりません。
休日は子どもたちが孫を連れて家によく来ます。子どもにはダンス教室に通っていると話していますが、可愛い孫の顔を見ていたら、こんな不良おばあさんではいけないと考えます。
こんな気持ちのままでは嫌です。これから彼とどのようにつきあっていけばいいのか迷います。
(M・Mさん)
答 長年連れ添った伴侶を亡くされ、寂しい毎日を過していたら友人がダンス教室にさそってくれた。実年齢より一回り若く見えると言われ、服のセンスもいいと褒められ有頂天になり、女学生のように恋のときめきを覚えつきあうようになり、誘われるまま男女の関係になった。しかし、家に遊びに来る孫の顔を見ては、これではいけないと反省している状況ですね。
連れ添いを亡くした女性の多くは、しばらく引きこもりがちになりますが、あなたのように新たな趣味を見つけ、人が変わったように生き生きとした日々を過ごされている方をよく見かけます。人生100年時代、70代前半ではまだまだ残りたくさんありますものね。
70余年の人生を生きてきたあなたが、相手の男性と男女の関係になったことを非難するつもりはありません。それなりの分別と覚悟でなさったことだと思うからです。
彼に妻があるのか否か、よくわかりませんが三角、四角関係と書かれているのが心配です。彼が独身であれば今後も交際を楽しむ道もあるかと思います。彼の不誠実さを悩む前にご自身の判断と責任のあり方を見つめることが先決でしょう。
(担当=K・S)