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何でも相談

[2018年5月25日掲載]

何でも相談
遺産相続で妻が離婚も

 
  70代の男性。子どもたちは独立、妻と2人暮らしです。農地の相続と後継で妻と険悪の日々が続いています。よい助言をお願いします。
 私の実家は農家で、親は30年余り前に他界。私は5人兄弟の4番で実家には弟が住んでおり、遺産の3分の1は5人で等分に分け、残りの3分の2は田畑の耕作を引き継ぐ者が相続すると決めました。
 誰も継ごうとしなかったので一番近くに住んでいた私と弟で話し合い、事務職で働いていた妻を説得して私たち夫婦が農業をすることになりました。
 登記直前になって、弟以外の兄弟からもっと遺産がほしいと言われ、いまだに決着していません。
 ハウスや農業倉庫を建て農機具には多額の費用がかかり、家族には迷惑をかけました。それでも相続問題で兄弟げんかはしたくなく、言い分通にしてやりたいと妻に話したら「農業などしたことはなく苦労して続けたのにあなたの兄弟に裏切られた。いっそ相続も後継も放棄してほしい」と言われました。そして、あなたが兄弟の縁を切るか、そうでもなければ離婚するとまで言います。
 もうすぐ田植えの時期ですが今年は耕作を見合わせました。今の農地を5等分すえば農業を本業では成り立ちません。農家出身者として農地を守るのも責務だと思います。どんな対処法があるのでしょうか。
 (T・Sさん)
 
  仲のよかった兄弟でもみんな独立して一家を構えると妻や子どもの意見も入り、相続問題では抜き差しならない情況になり家庭裁判所に調停してもらうケースも多くなっています。
 あなたが遺産を相続する約束で、実家の農業を継いだのに、その約束がほごにされ、いまだに実家の遺産を所有できず、それなのに家業を継ぐ責任だけを押しつけられたのでは、あなたの妻が「義理の兄弟に裏切られた。実家の遺産はいらない」というのも当然です。
 年齢的にも妻と別れて、あなた一人で農家を維持していけるのですか。これから老後を幸せに暮らすために実家の農地のことより、苦労を共にしてきた妻との生活を大切にすべきことはあなたも分かっているはず。
 兄弟の皆さんも高齢でしょうから、古い意識にとらわれずに、まず全員が集まり、どのように遺産を分けて実家を守るかを話し合うのが先決です。一部を宅地にして貸したり、農業法人に預けたりする方法もあるでしょうが農地法でいろいろな制限もあるので、農業委員会に相談してみるのもいいことです。
 (担当=K・S)

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