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何でも相談

[2017年4月28日掲載]

 何でも相談
 私も愚痴を言いたくなった

  60代後半の主婦。私の人生は、いつも周囲の人の相談役で皆さんに感謝されますが、最近は私も愚痴を聞いてほしくなりました。
 知人に夫や妻を亡くした人がいれば寄り添い、健康に不安を抱えた人がいれば毎日のように声をかけます。そんな性格は小学生の頃からで、学生時代はクラスのお母さん的存在で、いじめから恋愛まで色々と相談を受けていました。
 先日も、近所の人が来て夫婦のもめ事の話をし「あなたに聞いてもらってよかった。私も悪いところがあり、心が軽くなった」と帰りました。主人も「君ほどの名カウンセラーはいない。君のお陰で助けられた人は数えきれない。その辺の叙勲者よりよっぽど偉い」とほめてくれます。
 でも、この年になり私だって誰かに愚痴を聞いてほしいと思うようになりました。自分の弱さや駄目さ加減を正直に告白し「そうかい、そうかい」と相槌を打ってほしのです。こんな子どもみたいな欲求が今になって首をもたげることは自分でも意外でした。
 この年になって何が不満なの。そして、未熟なんだろうと悲しくなりました。私にも助言をください。
 (H・Sさん)

  子どもの頃からずっと人に頼られて悩みを聞き、慰め、周囲の人々に元気を与えてこられたあなたは、ご主人が言われるように今まで大変立派な日々を過ごしてこられたと思います。
 それがこの年になって「私の愚痴も聞いてよ。私だってつらい日々もあるのよ」という気持ちがこみ上げてきて、自分の未熟さに戸惑っておられるようですが、未熟なのではなく、あなたの身体に老いの兆しが出てきたのです。
 私もそうですがいつまでも若いつもりでいても70歳を過ぎれば人は誰でも老いへと向い、心身とも弱者に変容していきます。三浦雄一郎が80歳でエベレストに登頂したとか、80歳を迎えた加山雄三が5000人を集めてライブをするとか、元気な人が話題になりますが、長生きすればいずれ他人の助けを借りる日もくるでしょう。そんな時、自分の弱さをどう受け入れるかが問われます。
 だから、あなたも多少は愚痴を言ってもいいのです。しかし、愚痴っぽい年寄りにはお互いなりたくはないですよね。聞き役になりながら「実は私もそうなの」ぐらいに抑え、他人を励ます側でいてほしいものです。あなたにはベッドの上からでも「そうかい、そうかい」と相槌を打ちながら他人を勇気付ける姿が目に浮かびます。
 (担当=K・S)

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