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何でも相談 ~この一年を振り返る~

[2016年12月23日掲載]

「何でも相談」には、ことしも多くの悩みや相談が寄せられました。

以前、内閣府から発表された世論調査では、国民の65%が日常生活で悩みや不安を感じているということでしたが、それは間違っていると思います。誰にも悩みはあり、悩みのない人は、いないでしょう。私を含め周囲を見渡してもみんな、何やかんやで問題を抱え、苦しんでいます。

また、自分に誠実に生きようとすれば、悩みは尽きません。そして、何事も自分だけが苦しんでいると考えがちで、自分の悩み事は特別で誰にも理解してもらえない、と決めつけているものです。しかし、決してそんなことはありません。あなたの悩みは、あなただけものではなく、誰もが悩む事柄なのです。時折「先日の何でも相談、私のことを書いていたのでびっくりした」との声を聞きます。あなたと同じ事で悩んでいる人がいかに多いかということです。

若い人の家庭では子どもが生まれて一段落すれば共働きをするのが当たり前のような時代になりましたが、30年前には「夫が妻子を扶養しない」という相談がありました。以前なら、夫は一生懸命働いて妻子を一心に守るべきという考え方が正論で、女性の中には「私も社会に出て働きたい」という相談がありました。ところが妻が働きだしたら自分の給料は家に入れず浮気をしたり、自分の小遣いにしてしまう男も現れました。

人間関係も友達夫婦、友達親子、先生と生徒や上司と部下も友達感覚となれば日常は非常に居心地がいいわけです。でも、そこに規律や責任問題を持ち込むと、ぎくしゃくして解決が大変なことになります。

相談のトラブルは浮気、離婚、職場、相続、人間関係、お金問題などいろいろとありましたが、その人の夫婦観や人生観によって選択肢が変わるので回答がすべて相談者のお役に立ったとは思っていません。

ことし一番やりきれないのは、福島原発で福島県から横浜市へ自主避難してきた男子生徒(13)が小学2年のころから複数の児童にいじめを受けていたのに、その内容が学校に伝えられず、問題が共有されていなかったことです。子どもは社会を映す鏡でもあると考えれば、学校でのいじめが後を絶たないのは大人の問題。私たちの住むエリアにも自分一人で悩みを抱えて、誰にも相談できずにいる子どもがいるはず。我が子、孫にかかわらず周囲の子どもたちにも目を向けたいものです。

悩みは人に訴えることが薬になります。悩みを聞いてくれる知友が近くにいればよいのですが、市町にも種々の相談担当者がいて、プライバシーを守ってくれるので相談に行きましょう。新たな夢と希望を描いて新年を迎えたいものです。
(担当=K・S)

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