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「安心して働きたい」労働のことで困ったら労働相談ダイヤルへ

[2016年5月5日掲載]

最近「ブラック企業」という言葉をよく聞く。「ブラック企業」とは、従業員に対して劣悪な環境で労働を強いる企業のことである。「ブラック企業」の実態について、2週にわたり連載する。

【ブラック企業で勤めた人の体験談】
「つらかったのは長い拘束時間でした。もちろん残業代は一切出ません。出勤時間は午前10時と遅かったのですが、出社初日から終電ぎりぎりの退社時間でした。退社時間は遅くなるばかり。朝、始発で家に帰りシャワーと着替えをして、また出勤という生活でした。仕事はクレーム対応。上司の指示もきつく給与は上がらない、ストレスが溜まって、食べ物がのどを通らなくなりました。病院で診断書もらって病休を取ろうとしたら、会社からはもう辞めてくれの一言でした。」

このように、採用、解雇、賃金や労働時間、休日、残業代を巡る問題やパワハラなど働く人の基本的な権利を脅かすさまざまな問題が起こっている。

厚生労働省によると、労働者と企業のトラブルを迅速に解決する「個別労働紛争解決制度」の2014年度中の労働相談の内訳は、パワーハラスメントにあたる「いじめ・嫌がらせ」が前年度より5・1%増の約6万2000件で、3年連続で最多だった。

【相談例】
①ミスをすると上司から怒鳴られていた。会社の人事課に相談したところ、人事課は上司を指導したが、上司は仕事を与えなくなり、何らかの仕事をしていると「仕事をするな」と言って怒るようになった。

②店長から日常的に「バカ」「お前」などと言われ、精神的苦痛を感じており店長に改善を求めて抗議をしたが、店長はまったく聞く耳を持たず、退職に追い込まれた。

パワーハラスメントに次いで相談が多かったのは「解雇」(約3万9000件)、続いて「自己都合退職」(約3万5000件)。利用した人の内訳は正社員が約9万1000人で最も多く、パート・アルバイトは約3万8000人、期間契約社員は約2万6000人だった。


労働組合の連合(日本労働組合総連合会)は「なんでも労働相談ダイヤル」(フリーダイヤル0120・154・052)として、電話による労働相談を実施している。主として労働組合のない企業で働く人からの相談を受け付け、相談者とともに解決の道を探る電話相談です。

もし、あなたも労働のことで困ったら「なんでも労働相談ダイヤル」(フリーダイヤル0120・154・052)で相談してみては。

次号(13日付)に続く。

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