おかげさまで、ツー・ワン紀州はことし7月25日で創刊21周年を迎えました

毎週金曜日更新 和歌山県の地域情報 ツー・ワン紀州

何でも相談 ~闘病の夫が私に辛くあたる~

[2015年3月27日掲載]

 60代後半の主婦。2人の娘は遠くに嫁ぎ、夫と2人暮らしです。夫に昨年進行性のがんが見つかりました。半年間入院し、余命宣告を受けて、今は自宅で療養中です。

結婚して40年間、辛くて悲しい時も2人で一緒に乗り越えてきた最愛の人ですから、毎日精いっぱいのことをしてあげたいと、できる限りのことをしています。しかし、夫も日々、精神的、身体的につらくなっていくのか、何かにつけて私に当たるようになりました。手こそ出しませんが大声でどなります。

もちろん一番つらいのは本人です。私も夫の気持ちを理解しようと患者の会に参加したり、たくさんの本を読みました。先日、容態が良いのか我慢してくれているのかわかりませんでしたが穏やかな日があって「最後まで迷惑をかけるね」とひと言いってくれましたが、その後は、そばで見ていてもとてもつらそうな日が続いています。

どなられても笑って接してはいるのですが、私もしんどくなってきました。この先どのような心構えで毎日を過ごしていけば良いのか教えてください。このままでは夫を嫌いになってしまいます。
(K・Mさん)


 余命宣告を受けて精神的、身体的にがんと闘っているご主人はもとより、家で進行するがんの介護にあたるあなたの気持ちを思うと胸が痛みます。

自宅療養は、ご主人が望まれたのでしょうが、もうこれ以上一人で頑張らないでください。ケアマネージャーに相談して、サポート体制を整えてください。遠方の娘さんたちには介護は頼まずとも休日には交替で来てもらい時には愚痴でも聞いてもらいましょう。これからも最愛のご主人に心を込めて尽くすには、あなたに心身のゆとりが必要です。

また「夫の余命宣告を受けて辛いのは残される私だと」あなたの気持ちを率直にご主人にぶつけてもいいのではないかと思います。そして、結婚して40年間、辛くて悲しい時も2人ですべて乗り越えてきたことをもう一度話してあげてください。

ご主人が大声でどなったりするのはあなたに甘えられることが闘病生活の支えになっているのだと思いますが、人は甘えるだけでは満たされません。心の奥であなたに詫びているはずです。ご主人に率直な気持ちになってもらうために、あなたも怒ったり泣いたりすることが必要です。

もちろん楽しかった思い出やうれしかったことに感謝の気持ちも伝えながら残された時間をご夫婦で大切に過ごしてください。
(担当=K・S)

このエントリーをはてなブックマークに追加  
おすすめ記事

2015年3月27日付 連載・特集トップへもどる
地域情報紙への広告掲載随時受付
ツー・ワン紀州への広告掲載募集

弊社発行の和歌山県有田地方・日高地方3市9町の16万1000人を対象に発行している当地方最大発行部数40,578部の地域情報紙「ツー・ワン紀州」に広告を掲載しませんか?

サイト内検索