おかげさまで、ツー・ワン紀州は今年の7月25日で創刊23周年を迎えます

毎週金曜日更新 和歌山県の地域情報 ツー・ワン紀州

子育て環境「くるみん」で認定~駒場工務店(日高川町)~ [日高川町]

[2019年10月25日掲載]

子育て環境「くるみん」で認定~駒場工務店(日高川町)~

建設設業では県内初短時間勤務や土曜休日も採用

 


子育て支援で実績をあげた駒場工務店の己保取締役、一仁代表、清浩会長(左から)

 

 日高川町高津尾の建設業「㈱駒場工務店」(駒場一仁代表)が、子育てしやすい環境整備で成果をあげたとして、厚生労働省から「くるみん」認定を受けた。建設業としては、県内初の認定。駒場工務店は、子育て中の社員には6時間勤務(一般社員は7時間半勤務)を認めたり、毎週土曜を休み(一般社員は隔週休日)にするなど、子育てしやすい環境を整備。月2回の「ノ―残業デー」を採用したり、毎月1回「安全大会」を開くなど社をあげて働きやすい環境づくりに取り組んでいる。「働き方改革」が叫ばれる中、駒場工務店の意欲的な取り組みは注目を集めそうだ(竹内 文雄記者)

 

 「くるみん」は、子育てしやすい社内環境を整えた「子育てサポート企業」を厚生労働省が認定する制度。駒場工務店は一昨年7月から2年間にわたりこの運動に取り組んだ。

この間、女性従業員が出産・育児のため休暇を取ったり、男性社員が育児休暇を取るなど、「子育てのための従業員対策」が着実に実行された。

駒場工務店の従業員は19人で、このうち女性社員は5人。

建設業は、請け負った事業一つひとつに厳しい納期が設定されているが、気候などに左右されやすい。それだけに1人が休むと工事の進展に影響が出かねない。

それでも駒場工務店は、子育て中の従業員を他の従業員より1時間半短い6時間勤務体系を採用。朝夕の保育園送迎や授乳などで便宜が図られた。男性社員も安心して育児休暇を取得出来たと言う。

子育て中の従業員には、毎週土曜日を休みにしたり、祝日も確実に休めるように職場の同僚が互いにカバーしあうなど、社員同士の理解と連携も常に「子育て第1」の立場で進められてきた。

社内全体でこうした意識を持つには、ふだんから会社の現状を十分把握しておくことが不可欠として、毎月1回安全大会を開く。2週間に1回は工程会議を開き、それぞれの現場では、工事がどこまで進んでいるかなどについて、全社員が状況を知るように配慮している。

担当以外の進捗状況を知ることで「今は休暇をもらっても大丈夫」など、従業員自身が社内全体を見回して判断するので、工事現場では、仕事への影響が極力少なくすむような勤務体系を組める。従業員全体の意識も向上していると言う。

「ノ―残業デー」も隔週水曜日に実施して社員のリフレッシュにも配慮しており、国が提唱している「働き方改革」は、着実に進められている。

条件的には難しいといわれる中小企業でも「やれば出来る」ことを駒場工務店が実証したと言えよう。

駒場一仁代表(56)は「今回は子育て面で評価を得ましたが、将来的には介護などの面でも従業員が働きやすい環境条件の整備を目指していきたい。私のモットーは『人みな師』という宮本武蔵の言葉なので、これからも仕事を通じていろいろ勉強しながら従業員に喜んでもらえるように取り組んでいきたい」と意欲をにじませている。

このエントリーをはてなブックマークに追加  
おすすめ記事

2019年10月25日付 ピックアップトップへもどる
地域情報紙への広告掲載随時受付
ツー・ワン紀州への広告掲載募集

弊社発行の和歌山県有田地方・日高地方3市9町の16万1000人を対象に発行している当地方最大発行部数40,578部の地域情報紙「ツー・ワン紀州」に広告を掲載しませんか?

サイト内検索