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回り舞台で大勢の観客を魅了 [有田川町]

[2017年10月27日掲載]

回り舞台で大勢の観客を魅了
有田川町「二川子ども歌舞伎」

県指定無形民俗文化財の「寿式三番叟」

江戸時代をほうふつさせる回り舞台

 有田川町二川地区は祭礼行事として古くから伝わる二川歌舞伎芝居を実施。平成元年からは城山西小学校の授業としてとり入れられ28年間、子ども歌舞伎の発表会が同校の体育館で行われてきた。
 しかし児童の減少から今年4月から休校となり開催が危ぶまれていたが保存会の計らいで城山神社境内の回り舞台で披露されることになり大勢の人が一目見たいと駆けつけた。
 舞台は明治28年に改築され県下唯一の芽葺回り舞台として県指定有形民俗文化財に指定。年季の入った幕が開くと笛、三味線、鼓、拍子木に合わせて面箱(小田明日夢・小6)が登場、続いてきらびやかな衣装の姫(山本優衣奈・小4)、鶴(山本悠誠・小6、中林錦紀・小4)が登場して「姫の舞」「鶴の舞」「鈴の舞」をそれぞれ見事に舞いきり境内は大きな拍手に包まれた。
 三味線(尾前花奈・小6、冨山ひかり・中1)笛・鼓(冨山幸資・中3、岡聖真・中1)が演奏した。
 一幕が終わると舞台下に8人の大人が入り舞台を回転させ登場人物を紹介した。その後、もち投げを予定していたが境内がぬかるんでいたため来場者に配られた。
 二川歌舞伎は城山神社のご祭神が「丹生都比売命(にゆつひめのみこと)」が女神であることから武芸的行事を避け祈祷や舞踊を祭礼行事として奉納。江戸時代には京都や大阪から本歌舞伎の振付師を雇い入れ本格的な農村歌舞伎を展開。演目は26を数え境内に桟敷席が設けられ、近郷から大勢の観客でにぎわった。昭和28年の紀州大水害後は途絶えていたが昭和44年に代表作である「寿式三番叟」を復活。学校と保存会の指導で城山小の伝統行事となっていた。
 浦西幸良保存会長は「二川子ども歌舞伎は今年で終わりかと心配をおかけしましたが、二川地区の小学生が来年1人になることで、小学生の歌舞伎と回り舞台での公演は今年が初めてで最後になるということで今後とも皆様のご支援を」とあいさつした。

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