御坊市庁舎建て替え向けスタート 建設準備委員会が発足 来年度は検討委を設置 場所と財源が課題[御坊市]/ツー・ワン紀州


おかげさまで、ツー・ワン紀州はことし7月25日で創刊21周年を迎えました

毎週金曜日更新 和歌山県の地域情報 ツー・ワン紀州

御坊市庁舎建て替え向けスタート 建設準備委員会が発足 来年度は検討委を設置 場所と財源が課題 [御坊市]

[2017年1月13日掲載]

和歌山県御坊市の庁舎が今年から建て替えへ向けて大きく動きそうだ。すでに昨年末には庁内の課長補佐級で「準備委員会」をスタートさせた。新年度には有識者らによる「庁舎検討委員会」を結成して建設場所をはじめ規模や予算面などの方向性を打ち出していく。柏木征夫市長は「建て替えは必要。3年後にはメドをつけたい」との立場で、建設を目指して「建て替え基金」も6億円積み立てている。しかし建設には巨大な費用が必要で、建設場所により国の助成額が大きく変動するなど財政面での課題も多く、市民の利便性なども複雑にからみあい、建て替え着手までには幾多の課題が山積していると言えそうだ。(竹内文雄記者)

御坊市の庁舎は昭和48年の完成。今年で44年目を迎えた。

庁内の各所では傷みが目立ち始め、議会庁舎などでは雨の日には通路にバケツを並べてしのいだこともあった。ほかにも老朽化が各所で目につく。

このため市は庁舎の耐震診断を実施した。結果は「建て替え」か「大規模補修」のどちらかが不可欠とわかった。

市は「補修に大金をつぎ込むよりも建て替えの方が効率的」として補修を断念。

市は建て替えに必要な財源確保をめざして平成23年度に「建て替え基金」を設置。毎年1億円ずつ積み立てて28年度までに計6億円が貯まっている。市財政課は「出来れば29年度も積み立てたい」と基金の準備は怠りない。

(写真/建設準備委が発足)

しかし、庁舎建設に必要な予算は30~40億円とも、それを上回るのではーなどと規模などがまだ決まっていない段階では難しい。

自治体に財源が不足する際、よく活用されるのが国の補助金や助成金。「緊急対策整備事業」に認定されると、庁舎建設費の約70%を国から補助してもらえる。

ただし、厳しい条件があり、「津波の不安のない高台へ移転した時に限る」との制約付き。

御坊市は課長補佐級22人で昨年12月27日に「御坊市新庁舎建設準備委員会」(仮家基浩委員長)を発足させた。初会合では耐震診断の結果報告やこれからの方向性などが話し合われた。次回は4月以降に開き、現庁舎の問題点などを洗い出すことになった。

新年度に新たに設けられる学識経験者らで構成する「庁舎建設検討委員会」でさらに審議を深め、建設場所をはじめ規模、予算などの方向性を示していきたいとしている。

こうした過程を経た上、柏木市長が議会などの意見を踏まえながら、最終的には建設場所や規模などを決定していく段取りと見られている。

龍神康宏・市総務部長は「市民の中にもまだまだいろんな意見があるようですので、より多くの声に耳を傾けながら慎重に決めていきたい」と話している。

(写真/老朽化が目立つ御坊市庁舎)

このエントリーをはてなブックマークに追加  
おすすめ記事
2017年1月13日付 ピックアップ 一覧

2017年1月13日付 ピックアップトップへもどる
地域情報紙への広告掲載随時受付
ツー・ワン紀州への広告掲載募集

弊社発行の和歌山県有田地方・日高地方3市9町の16万1000人を対象に発行している当地方最大発行部数40,578部の地域情報紙「ツー・ワン紀州」に広告を掲載しませんか?

サイト内検索