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「稲むらの火」を世界へ!広川町で世界津波の日制定記念の会 広川町・和歌山県は津波防災の聖地だ [広川町]

[2016年1月29日掲載]

162年前、和歌山県有田郡広川町の濱口梧陵の「稲むらの火」の11月5日をもとに自民党総務会長の二階俊博代議士(76)が中心となり「世界津波の日」が昨年の12月23日ニューヨークの国連総会本会議で採択されたのを受け、16日に広川町民体育館で「世界津波の日制定記念の会」が開かれ、インドネシアのアチェ津波博物館のトミー・ムリア・ハサン氏と二階代議士が特別講演した。会場にはインドネシア共和国大使や仁坂吉伸知事に外務省に3代議士のほか、多くの県議や市町村長に地域住民ら1200人が出席。二階氏は「和歌山県、広川町は津波防災の聖地、その責任は大きい。アチェ博物館と協力して世界の津波犠牲者をゼロに取り組もう」と今後への対応に奮起を促した。


大会の進行は「稲むらの火の館」の崎山光一館長で進められ、主催者を代表して西岡利記広川町長がこれまでの経緯と大勢の来場者にお礼を述べた上で「安政元年(1854年)の南海地震で濱口梧陵公が広村を救ってくれた。これが二階先生により津波防災の日となり日本の広川町となった。そしてこれからは世界の広川町になる。前の石原町長が町に木を植え、白倉町長が肥料をやり耕してくれ、私はその実を取れるラッキーな町長。その実を今後は皆さんにどうお分けするかが私の命題、一生懸命頑張ってまいりたい」と世界津波の日制定の聖地として気構えを述べた。

(写真/1200人が出席した広川町民体育館)

来賓祝辞でユスコン・イザ・マヘンドラ駐日インドネシア共和国大使は「二階先生の世界津波の日の制定は世界の人々にとって非常に意味の大きいもの」。仁坂知事は「二階先生のお陰で和歌山のほこりがまた一つ増えた。今日、津波に対して人類がちょっとだけ勝った、そういう日だ」とあいさつ。

祝辞で衆議院議員の福井照・自民党国土強靭化総合調査会事務総長、浮島智子・公明党女性委員会副委員長、門博文代議士、水越英明外務省地球規模課題審議官組織参事官らもそれぞれが11月5日の国際デーに「世界同時に避難訓練の必要。防災教育の取り組み」などを訴えた。

特別講演で二階氏は、世界津波の日制定に向け、2004年のスマトラ沖地震で24万人もの犠牲者を出したインドネシアから全面協力を得たことを紹介し「人類が発展して発達する中で津波だけは手も足もでない状況をいつまでも続けていて政治になるのかという思いを持っていた。津波から一人でも多くの命を守るためみんなの力で、地球規模で訓練をして知識を深め、災害に立ち向かわなければいけない。津波に対しては高い所へ逃げるしか方法がなく、それをみんなに徹底させるかが我々の使命。和歌山県、広川町は津波の聖地、その責任は大きく、アチェ博物館と協力して、世界に津波防災を発信していこう」と決意を述べた。

(写真/二階代議士)

ハサン館長は、アチェ津波博物館に2014年に就任、昨年1年間の来館者は56万人。自分も津波に被災し、自宅が全壊したことや、津波に対する知識がなく、多くの犠牲者が出たことなどを語り「アチェでも稲むらの火の話を広めたい。また、津波博物館の中に日本コーナーを開設して稲むらの火だけではなく阪神・淡路、東日本大震災の展示もしたい。我々のゴールは防災教育をすることで自然の脅威からリスクを減らすこと。日本が示してくれた友情を大切にし強固にしていきたい」と述べ会場から大きな拍手が送られた。

(写真/ハサン館長)



防災研究、情報交換で協定 アチェ博物館と稲むらの火の館
2004年のスマトラ沖地震で津波の被害を受けたインドネシア・バンダアチェ市の「アチェ津波博物館」と広川町の「稲むらの火の館」が16日、同館の津波防災教育センターで提携に関する協定の調印式を行い、西岡利記広川町長とハサン館長が協定書に署名捺印したほか、博物館で展示するパネルなどの贈呈のあと、植樹も行った。

調印式では発起人の二階俊博代議士が「両国が津波防災の研究を共有し、自然災害に立ち向かっていく決意を固めよう」とあいさつ。西岡町長は「これから情報交換など密にしていきたい」、ハサン館長は「今後、自然災害の犠牲者をなくせるよう互いの経験や培った防災教育について相互にやり取りしていきたい。アチェ博物館内に日本コーナーも設けたい」と述べた。調印には仁坂吉伸知事らも立ち会った。

(写真/ハサン館長にパネルを贈呈する西岡町長)

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