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興国寺で伝統の火祭り 灯ろう焼きや土俑担ぎで先祖を供養 [由良町]

[2015年8月28日掲載]

和歌山県日高郡由良町門前の臨済宗鷲峰山・興国寺(山川宗玄住職)の火祭り(灯ろう焼き)が、うら盆の15日夜行われ、檀家の人たちが持ち寄った切り子灯ろうを燃やして先祖の精霊送りをした。9人の虚無僧の尺八の音色、子どもの「松明踊り」青年の大松明の「土俑(どよう)担ぎ」など開山以来700年以上続く孟蘭盆会式の伝統ある静と動のエネルギッシュな行事に参拝者らは暑さも忘れ、火の祭典に心を奪われた。

興国寺の法堂(本堂)前には午後8時過ぎから檀家の家族ら3人から6人ぐらいで切り子灯ろうを灯して約50基が集まった。9時ごろに本堂で虚無僧が奏でる尺八に山川住職が読経と法要を行い法堂を3周したあと、虚無僧を先頭に大灯ろう、山川僧侶らに切り子灯ろうを手にした檀家らが約500メートル離れた無常堂に移動した。

火がたかれた釜場を囲み、六斎念仏衆が南無阿弥陀仏「えーなアームーアア、アーミーダー、アーンブ」と繰り返し唱える中、地元の小学生が釜場を囲み「松明踊り」を披露した。

続いての土俑担ぎは両端に火のついた長さ4メートル、重さ150キロの大松明を地元の若衆4人が担い釜場3周に挑戦。火の粉が飛ぶ中、3周すると観衆から大きな拍手が送られた。また、大松明を同時に4本立てる「線香立て」や投げては転がす「俵返し」「拝み合わせ」なども披露。クライマックスの大松明を井桁に組む灯ろう焼きは、大灯ろうや切り子灯ろうが釜場に次々に投げ入れられると、炎は10メートルの火柱となり、参拝者らは両手を合わせて先祖の霊を供養していた。

(写真/150キロの大松明を担ぐ若衆)

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