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わかやま国体まで56日 日高川町 夏空に浮かび上がる南山スポーツ公園(アーチェリー競技)、母なる日高川、美山漕艇場(カヌースプリント競技) [日高川町]

[2015年7月31日掲載]

今秋の紀の国わかやま国体(9月26日(土)~10月6日(火))とわかやま大会(全国障害者スポーツ大会・10月24日(土)~26日(月))に向けて、和歌山県日高郡日高川町が進めていた和佐の南山スポーツ公園陸上競技場の改修工事(第1期工事)は3月26日に完了。9月27日(日)から29日(火)にかけて同競技場で行うアーチェリー競技を迎えるべく人工芝のグリーンと走路のブルーが鮮やかに夏空に浮かび上がっている。一方、10月1日(木)~4日(日)にカヌースプリント競技が行われる初湯川の美山漕艇場も9月中ごろから設営する競技用の仮設を残すのみで、日高地方の母なる川でのカヌー競技が待たれる。

アーチェリーは、3人の選手による団体戦。予選では1選手が70メートル先の的に4分以内で6本の矢を射ち(1エンド)これを12エンド、計72射行う。3人の合計得点の上位が進出する決勝はトーナメント方式により3人の選手が2分以内に2本ずつ矢を射ち(1エンド)これを4エンド計24射行い、得点の高いチームが勝ちとなる。

(写真/人工芝が張られ国体を待つ南山陸上競技場)

予選では72本の矢に全神経を集中させ、気力と体力を振り絞って矢を射つ選手の姿はきっと見る人に感動を与える。1試合20分程度で勝敗が決まる決勝ラウンドでは、矢1本ごとに得点が表示されるので、全24射の1射ごとに大歓声が飛び交い応援にも思わず力が入る。70メートルも先にある標的を見事命中させるのですからまさにドラマ。隣りの野球場は練習用に使用される。

日本のアーチェリーのレベルは高く、2012年のロンドンオリンピックで古川高晴氏が男子個人銀メダル、早川漣、蟹江美貴、川中香緒里の3人が女子団体銅メダルに輝いている。

カヌースプリントは流れのない川や湖、ダム、港などで一定の距離と水路を決めて着順を争う競技。姿勢と漕ぎ方が異なるカヤックとカナディアンの2種類がある。また、スラローム・ワイルドは変化に富んだ流れのある川で行う競技で北山村の北山川特設カヌー競技場で開催される。

(写真/カヌースプリント競技の美山漕艇場)



総事業費9億円の大改修 人工芝、ウレタン舗装の全天候型
日高川町の南山スポーツ公園は紀の国わかやま国体・大会に向けて開園以来初の大改修を行っている。一昨年は陸上競技場内南側に本部棟と公衆トイレを建設。未舗装の駐車場はアスファルト舗装を施して約200台の駐車スペースを確保。陸上競技場に隣接する野球場は国体開催時にアーチェリー競技の練習会場に見込まれることから、内野を黒土に入れ替え、内外野のフェンスは選手の安全を考慮してラバーを設置したほか、野球場西側の用地を整地して多目的広場を完成。国体開催中には特産物の販売や休憩所など交流スペースに利用される。

昨年8月から着手した陸上競技場の1期工事はアウトフィールド以外の部分で、トラック、跳躍走路、インフィールドの投てき・跳躍スペースなどを全天候型に改良するウレタン化した。インフィールドの中央部分を人工芝にし、砲丸投げの着地エリアをアンツーカー(赤褐色の人工土)に整備、トラックとインフィールドをブルーに舗装している。事業費は5億4000万円。うち1億4800万円は独立行政法人日本スポーツ振興の助成金を活用。

トラックの外のアウトフィールドのウレタン舗装する2期工事は国体終了後の11月からでサッカーなど陸上競技以外の利用も考慮するほか、車いす利用者や身体障害者の利用を考えて通行を改善する計画。同公園の改修は来年度まで3年間で約9億円かけて整備する計画。



和歌山県内経済波及効果810億円 6000人分の雇用創出 わかやま国体・大会
関西大学などは、県内で今秋開催される紀の国わかやま国体と全国障害者スポーツ大会の経済波及効果は県内で810億4100万円、近畿で1061億7000万円と推計されると発表。6530人分の雇用創出効果もあるという。

関西大学の宮本勝浩名誉教授と大阪府立大学の王秀芳客員研究員が県のデータを基に計算。国体(県内開催競技)と障害者大会の選手と関係者による参加費、交通費、飲食費、土産代、娯楽費などの支出は合計35億7000万円。宿泊費は4万2000人で20億2000万円、日帰りは11万1000人で15億5000万円を支出するとしている。

観覧者の消費支出は合計87億3000万円。宿泊者4000人で2億円、日帰りは61万人で85億3000万円。このほかボランティア、報道関係者、リハーサル大会参加者も計算している。

消費支出額を項目で見た場合、交通費が最多の51億2000万円、土産・買い物代25億6000万円、飲食費16億3000万円、参加費16億5000万円、宿泊費5億6000万円などとなっている。

これに県と市町村の開催運営費132億8000万円、競技力向上経費36億3000万円、施設整備費360億2000万円ほか、企業協賛金、国体関連グッズ売り上げを加えている。県内の直接効果は657億7000万円。近畿では665億2000万円で、経済波及効果は、これを基に推計した。

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