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初夏の風物詩・ホタル観賞のススメ ことしは早くもホタルの乱舞が始まっている [その他]

[2015年5月29日掲載]

5月下旬から6月中旬にオスの求愛行動で光を放つホタル。1ヵ所で観られる期間は1週間程度で、午後7時30分頃に飛び始め、8時30分をピークに9時30分頃まで姿を確認できるというのが一般的。

求愛が実ったホタルは、卵が水中に自然に落ちる葉の裏などに産卵。ふ化と同時に川の中に飛び込む。幼虫は栄養分が豊かな川底に棲むカワニナという貝を食べ成長する。

水中で生活を8ヵ月ほど過ごしたホタルの幼虫は、桜の咲く頃陸に上がり、さなぎに。そして5月頃になると成虫になり飛び立つ。

ホタルの餌となるカワニナや、カワニナの主食となるオランダガラシという植物は、温暖な地域の緑豊かな清流にのみ生息するといわれてきたが、水質が悪くても栄養分が豊かな場所で問題なく育つ。

し たがってホタルは、カワニナやオランダガラシが生きられる栄養分豊かな人間の生活排水が流れ込む場所で十分生息できるので人家の近くでもホタルの環境を整 えて幼虫などを増殖すれば、昔のようにホタルの飛びかう小川の復元はできそう。ホタルは古き日本の原風景・里山の象徴である。

人間の生活 と密接に関わってきたホタルが近年少なくなったのは、河川改修で河川が栄養分を蓄えることなく流してしまうコンクリート造りになってしまったことも関係あ りそうで、ホタルの減少は豊かだった日本人の心の変化を物語り、近年ホタルの生息する河川にしようと多くの人たちが動き始めた。



日高川の川筋は各地に好スポット 30日 ホタル観賞の夕べ【和歌山県日高郡日高川町・玄子】

野生のゲンジボタル観賞の好スポットとして知られる玄子地区。30日(土)午後7時から玄子橋附近で日高川町商工会青年部が主催する「ホタル観賞の夕べ」が開催される。特設会場でコーラス、琴、三味線、ゲーム大会などが行われる。
日高川筋では支流の広瀬、寒川、初湯川、愛川地区などたくさんのスポットがある。
問い合わせはホタル観賞の夕べ(商工会)TEL0738・23・3434。飛翔情報(観光協会)TEL0738・22・2041。


ホタルの名スポット多数【和歌山県日高郡みなべ町岩代、龍神村】
みなべ町の岩代梅林周辺、岩代川をさかのぼり高速道路橋脚地点まで、戸仲地内の尾葉奈橋周辺。田辺市龍神村は各地にホタルの名所があり観光客らを毎年楽しませていたが、2011年の台風12号水害以降、激減し昨年旅館や民宿7軒でつくる「龍神お宿の会」が、安井と龍神でホタルの養殖場を整備、幼虫を放流してホタルの名所復活を目指しており、これから楽しみだ。龍神スカイラインの旧料金所手前の立体交差点を右折し約10分ほどの小森谷渓谷もオススメしたい。


津木中学校の活動で県外でも有名なスポットに【和歌山県有田郡広川町・津木地域】
津木中学校の生徒たちが平成元年から行っている幼虫やカワニナの人工飼育、飛翔数の計測などの保護活動で、例年通り約3万匹ものホタルを津木地区の各地に放流。生徒を中心とした地区ぐるみの活動により、この季節になると圧倒的な数のホタルが見られることで県外でも有名なスポット。
また、下津木地区の滝原ホタルの湯では、温泉に浸りながらホタル観賞が楽しめる人口庭園があり、観光客からも人気が高い。周辺のホタル情報は津木中学校のホームページで確認できる。「津木中学校」で検索。


田口砂防公園や清水地区など多くのスポット【和歌山県有田郡有田川町】
有田川が流れる有田川町の各地でゲンジボタルの乱舞いが観賞できる。近年、名所として知られるようになった田口地区の「田口砂防公園」附近や、清水の「あらぎ島」附近の谷川や「湯川渓谷」「五郷渓谷」など広範囲でホタル観賞ができる。
また、宿泊施設の二川温泉白馬・しみず温泉あさぎりで、宿泊客を対象にホタル見学ツアーも予定している。
問い合わせは有田川町商工観光課TEL0737・52・2111。

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