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「みなべ・田辺の梅システム」世界農業遺産候補に 来年5月にも認定可否 [その他]

[2014年10月31日掲載]

農林水産省は21日、2015年の国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産の国内候補地に和歌山県の「みなべ・田辺の梅システム」を選んだ。7地域が申請していたがそのうちの3地域が選ばれた。これを受け、みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会(会長、小谷芳正みなべ町長)は、同町役場で記者会見を開き「まずは登録に向けて第一段階がクリアできた」と歓迎の言葉を述べた。

世界農業遺産は自然を生かした伝統的な農業・農法を次世代に継承するシステムで、国連食糧農業機関(イタリア・ローマ)が認定。認定には農水省に申請して候補地としての承認を受けることが前提となっていた。

これまで石川県能登半島、静岡県、熊本県、阿蘇など5地域を含む世界13カ国31地域が認定されている。今回はみなべ・田辺の梅システムのほか、岐阜県長良川上中流域「里川における人と鮎のつながり」と宮崎県高千穂郷・椎葉山地域「高千穂郷・椎葉山の森林保全が生み出す持続的な農林業と伝統文化」が選ばれた。今後は12月にFOAに申請書を提出、来年1月から3月にFOAによる現地調査を経て5月から6月ごろ認定の可否が決まる見通し。

小谷会長は「皆さんの協力で国内審査が通過できた。長い歴史や梅とミツバチの共生や里山の利用が評価されたのだと思う。これからが本番で世界農業遺産の認定に向け、県の協力を得て地域住民と一緒に尽力したい」と述べ、副会長の真砂充敏田辺市長も「まだまだ越えなければならないハードルがいくつかある。皆さんに協力をお願いしたい」と話した。

仁坂吉伸知事は「県としても大変うれしく思う。農業を通じた人々の営みが、世界農業遺産にふさわしい日本の候補地として評価されたと考える。世界農業遺産に認定されるよう、県も一体となって取り組む」とコメントを出している。

みなべ・田辺の梅システムとは養分に乏しい礫の斜面を利用し、梅林としての利用と周辺には薪炭林を残すことで水源涵養や崩落防止等の機能を持たせ、薪炭林に生息するニホンミツバチと梅の共生、地域資源を有効活用して高品質な梅を持続的に生産する農業システム。

(写真/第一段階クリアでピースサインをお願いしました。(右)小谷みなべ町長と真砂田辺市長)

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