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46匹の赤ちゃんガメ誕生 1頭でも上陸してくる間はパトロールを続ける アカウミガメホットライン [御坊市]

[2014年8月29日掲載]

ことしのアカウミガメの赤ちゃんは昨年より大きいなあ、7センチはある。卵をふ化場に移しておいてよかった。台風11号の波は高く産卵した場所では全滅していた。

和歌山県御坊市名田町の祓井戸海岸などでアカウミガメの上陸・産卵パトロールを行っているアカウミガメホットライン(岩城正夫代表)が、6月20日に産卵し、同市塩屋の北浜の人口ふ化場に移して保護していた79個の卵から20日に40匹、21日に6匹の赤ちゃんが誕生。南塩屋の紀州日高漁業協同組合本所のイケス内で元気に育っている。

岩城さんらは例年通り5月からパトロールを開始。5月31日に初めて1頭が上陸、最後の8月3日まで合計11頭が上陸したことを確認した。産卵したのは6月20日と7月4日(82個)の2頭のみで、人口ふ化場に移して保護していた。卵からのふ化は50日から60日で天候により左右されるため7月4日の産卵は9月初旬になりそうだ。

ホットラインのアカウミガメ保護活動は関西電力(株)が御坊発電所の建設工事を始めた30年以上前にさかのぼるが、周辺の開発などによる砂浜の侵食が激しく、祓井戸海岸などの砂浜は昨年に比べさらに減少。以前は上陸しては必ず産卵していた場所もなくなりつつある。多くのウミガメたちは3.3平方メートル(1坪)畳2枚しかない砂浜に産卵を試みようとするが、諦めて海に帰っている様子。

岩城さんは「以前は20頭以上が産卵し、2500個の卵をふ化場に移して保護していた。ことしは2頭で161個と1割にも満たない。ウミガメたちが産卵に帰る場所がなくなっていることは淋しいことです。1頭でも上陸してくる間はパトロールを続けていくつもり」と語っている。

(写真/もう少し大きくなって海へ帰ろう…岩城正夫さん、森茂治さんら)

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