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ウミガメたちの帰る場所が御坊市からなくなる… [御坊市]

[2014年6月27日掲載]

和歌山県御坊市名田町の祓井戸海岸などでアカウミガメの上陸・産卵パトロールを行っているウミガメホットライン(岩城正夫代表)が、ことしも例年通り5月のゴールデンウイーク明けから活動を開始している。5月31日に初めて1頭の上陸が確認され、22日までに合計8頭が上陸したが産卵したのは20日に上陸した2頭の内の1頭の80個のみで、同市北塩屋の北浜の人工ふ化場に移して保護した。(卵からふ化するのは8月20日(水)頃の予定)

ホットラインのアカウミガメ保護活動は関西電力(株)が御坊発電所の建設工事を始めた30年以上前にさかのぼるが、周辺の開発などによる砂浜の侵食が激しく、同海岸の砂浜は年々少なくなり、以前は上陸しては必ず産卵していた場所もなくなりつつある。多くのウミガメたちは3.3平方メートル(1坪)畳2枚しかない砂浜を見つけては産卵を試みようとするが、諦めて海に帰っている様子。

(写真/産卵する砂浜がなくなっている)


岩城さんらは「以前は20頭以上が産卵し、2500個ぐらいの卵をふ化場に移して保護していた。昨年は1頭が産卵(109個)したのみでした。今まで産卵の多い時は、ひと夏に2回の放流会を開催して、600人以上の親子連れが来てくれ、夏のよい思い出となりましたと喜んでくれました。産卵に適した砂浜は昨年に比べさらに減少し、ウミガメたちが産卵に帰る場所がなくなっていることは淋しいことです。1頭でも上陸してくる間は毎朝パトロールを続けるつもり」と語っている。

毎回放流会に参加している親子さんは「たぶん何千年も前から御坊の海岸に産卵しにアカウミガメたちは来ていたんだと思う。私たちの時代にそれが無くなるのは淋しいこと。ウミガメが来る海岸は人間にもきっとやさしいはず。みんなで協力して産卵できる場所を作れないものでしょうか」と問いかけている。

(写真/卵を保護する岩城正夫さん、森茂治さん)

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