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印南町の一大事業「切目川ダム本体工事」完成に向けて着々 27年 春に供用開始 [印南町]

[2014年6月27日掲載]

和歌山県が和歌山県日高郡印南町高串地内で進めている切目川ダムは、来年春の供用開始に向け工事が計画通り着々と進められている。昨年2月から行っていたダム本体にコンクリートを流し込む打設工事も5月26日に完了した。これからダム本体の上を通る橋の工事やダム湖の冠水地域の木の伐採、仮り排水トンネルの閉塞工事などの手順を踏み、ダムに試験的に水をためる「試験湛水」に入る。切目川ダムは、20世紀から21世紀に申し送りされた印南町の一大事業である。

(写真/ダム本体の全容を現した切目川ダム)


▼秋にはダムに「試験湛水」▲

切目川ダム建設の経緯は、切目川流域がこれまで度重なる洪水による被害や農業用水が不足するなどの渇水被害を受け、住民生活に大きな支障を及ぼしており、県では洪水被害の軽減、流水の正常な機能の維持、印南町の水道用水の供給を目的に建設を計画。

平成3年から実施計画調査に着手。以後建設を進めてきたが、21年に民主党政権が全国のダム事業の見直しを表明。22年に県に対しダムの再検証を指示したため、23年度の春の本体工事の着工に入れなかった。県は再検証し「事業継続が妥当」と報告。23年8月に国がようやく認めた。これを受けて県が12月に入札を行い、熊谷・浅川・尾花特定建設工事共同企業体が落札。昨年の2月に本体工事のコンクリート初打設を開始した。

6月2日にはダム礎石を納め安泰を祈願する定礎式に仁坂吉信知事や二階俊博代議士など関係者ら約200人が出席して盛大に行われた。

切目川ダムは堤高44.5メートル、堤長127メートル、総貯水容量396万立方メートルの重力式コンクリートダム。洪水調節方式は自然調節方式で日高川町の椿山ダムのゲートを人為的に操作して放流するタイプではなく、28㍍地点に2カ所ある幅2.8メートル、高さ2.9メートルの「常用洪水吐き」の穴から水を自然に流すことで常に水量を調整して洪水を防ぐ方式。利水や干ばつには常用洪水吐きより下にある7つの取水口から水を流し、調節する。印南町内の水道用水は1日最大1000立方メートルの供給を確保。

ダム建設の関連工事も進み、この夏から供用開始に向けクライマックスを迎える。

(写真/ダム本体の上に橋を建設中)

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