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初夏の風物詩 ホタル観賞のススメ [その他]

[2014年5月30日掲載]

5月下旬から6月中旬にオスの求愛行動で光を放つホタル。1カ所で観られる期間は1週間程度で、午後7時30分頃に現れ、8時30分をピークに9時30分頃まで姿を確認できるというのが一般的。

求愛が実ったホタルは、卵が水中に自然に落ちる葉の裏などに産卵。ふ化と同時に川の中に飛び込む。幼虫は栄養分が豊かな川底に棲むカワニナという貝を食べ成長する。

水中で生活を8カ月ほど過ごしたホタルの幼虫は、桜の咲く頃陸に上がり、さなぎに。そして5月頃成虫になり飛び立つ。

ホタルの餌となるカワニナや、カワニナの主食となるオランダガラシという植物は、温暖な地域の緑豊かな清流にのみ生息するといわれてきたが、水質が悪くても栄養分が豊かな場所では問題なく育つ。

したがって日本ではホタルは、カワニナやオランダガラシが生きられる栄養分豊かな場所、つまり人間の生活排水が流れ込む場所に生息しているのであり、「ホタル=自然」と一概には言えないが、古き日本の原風景・里山の象徴であるとは言える。

人間の生活と密接に関わってきたホタルが近年少なくなったのは、河川が栄養分を蓄えることなく流してしまうコンクリート造りになってしまったことも関係がありそうで、ホタルの減少は豊かだった日本人の心の変化を物語る。


日高川の川筋は各地に好スポット
31日 ホタル観賞の夕べ 日高川町・玄子

野生のゲンジボタル観賞の好スポットとして知られる玄子地区。31日(土)午後7時から玄子橋附近で日高川町商工会青年部が主催する「ホタル観賞の夕べ」が開催される。特設会場でコーラス、琴、三味線、ゲーム大会などが行われる。

日高川筋では支流の広瀬、寒川、初湯川、愛川地区などたくさんのスポットがある。

問い合わせはホタル観賞の夕べ(商工会)TEL0738・23・3434。飛翔情報(観光協会)TEL0738・22・2041。



津木中学校の活動で県外でも有名なスポット
広川町・津木地域

津木中学校の生徒たちが平成元年から行っている幼虫やカワニナの人工飼育、飛翔数の計測などの保護活動で、例年3万~4万匹ものホタルを津木地区の各地に放流。生徒を中心とした地区ぐるみの活動により、この季節になると圧倒的な数のホタルが見られることで県外でも有名なスポット。

また、下津木地区の滝原ホタルの湯では、温泉に浸りながらホタル観賞が楽しめる人口庭園があり、観光客からも人気が高い。周辺のホタル情報は津木中学校のホームページで確認できる。「津木中学校」で検索。



地元有志の保護活動で甦ったホタルの光
湯浅町・ほたるの園

環境保全などに取り組む湯浅町の町づくりボランティアグループ「グリーンソサエティー」が6月8日(日)まで、いずれも午後7時30分から同町山田地区(二の丸温泉手前)の「ホタルの園」で、ゲンジボタル観賞会を開催している。

平成9年にホタルの飼育・研究を始め3年後に広く一般の皆さんに観賞してもらえるようにと開園。ホタル観賞を通じて自然との共生など伝えようと例年活動を続けている。

問い合わせは同グループTEL0737・63・0401。



田口砂防公園や清水地区など多くのスポット
有田川町

有田川が流れる有田川町の各地でゲンジボタルの乱舞いが観賞できる。近年、名所として知られるようになった田口地区の「田口砂防公園」附近や、清水の「あらぎ島」附近の谷川や「湯川渓谷」など広範囲でホタル観賞ができる。

また、宿泊施設の二川温泉白馬・しみず温泉あさぎりで、宿泊客を対象にホタル見学ツアーも提供している。

問い合わせは有田川町商工観光課TEL0737・52・2111。

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