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印南町の一大事業「切目川ダム本体工事」着々 現在40%の進捗率 [印南町]

[2013年8月23日掲載]

県が印南町高串地内で進めている切目川ダムの本体工事は、平成24年6月から掘削工事に入り、ことし2月には底盤部までの堀削が終わり、ダム本体コンクリート打設を開始、6月2日のダムに礎石を納め安泰を祈願する定礎式には仁坂吉伸知事をはじめ関係者ら約200人が出席して盛大に行われた。工事は現在約40%の進捗で最盛期を迎えている。26年度中の完成と27年度の供用開始を目指し残暑のなか工事は急ピッチで進められている。切目川ダムは、20世紀から21世紀に申し送りされた印南町の一大事業である。


26年度完成・27年度供用開始

切目川ダム建設の経緯は、切目川流域がこれまで度重なる洪水による被害や農業用水が不足するなどの渇水被害を受け、住民生活に大きな支障を及ぼしており、県では洪水被害の軽減、流水の正常な機能の維持、印南町の水道用水の供給を目的に建設を計画。

平成3年から実施計画調査に着手。以後建設を進めてきたが、21年に国が全国のダム事業の見直しを表明。22年に県に対しダムの再検証を指示したため、23年の春の本体工事の着工に入れなかった。県は再検証し「事業継続が妥当」と報告。23年8月に国がようやく認めた。これを受けて県が12月に入札を行い熊谷・浅川・尾花特定建設工事共同企業体が27億1900万円(税抜き)で落札。手続きを経て、ことしの2月に本体工事のコンクリート初打設を開始した。

切目川ダムは堤高44・5m、堤長127m、総貯水容量396万立方mの重力式コンクリートダム。洪水調節方式は自然調節方式で日高川町の椿山ダムのゲートを人為的に操作して放流するタイプではなく、28m地点に2カ所ある幅2・8m、高さ2・9mの「常用洪水吐き」の穴から水を自然に流すことで常に水量を調整して洪水を防ぐ方式。利水や干ばつには常用洪水吐きより下にある7つの取水口から水を流し、調節する。印南町内の水道用水は1日最大1000立方mの供給の確保。

ダム建設の関連工事も着々と進んでおり、全体完成は25年度を目指している。

(写真/コンクリートの打設が1日1日と進むダム本体)

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