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二十五菩薩のお渡り 5月14日中将姫会式 有田市の得生寺 [有田市]

[2015年4月24日掲載]

和歌山県有田市糸我町の得生寺(伊藤光碩住職)で5月14日(木)午後3時30分ごろから、中将姫のお渡りが執り行われる。

中将姫は奈良時代の右大臣・藤原豊成の娘で、5歳のとき母が亡くなり継母に育てられるが継母が我子を生んでから姫を恨み家士の伊藤春時に命じ紀伊国有田郡ひばり山で姫を殺害せんとするが姫の徳に打たれ殺害することは出来ず、名を得生と改めて姫を守ることになる。これが得生寺の寺名のおこりで15歳まで得生寺で過した。その後、奈良県の当麻寺で出家し、同寺に伝わる曼荼羅(まんだら)を織り29歳で世を去ったとされ会式は毎年、姫の命日に因んで行われている。

県の無形民俗文化財に指定される中将姫会式は幼少の姫ということで世に稀なる子ども中心の会式で、姫のように美しく聡明なお徳を得させてもらおうと5歳から12歳までの子どもたち25人が菩薩の面をつけ、袈裟や緋の衣を纏い二十五菩薩に扮して古式豊かに境内に設けられた朱塗りの回廊を練り歩く。

寺には中将姫の作とされる蓮糸縫三尊、中将姫の筆という紺地金泥三部経、称賛浄土経のほか、国の重要美術品に認定された絹本着色の当麻曼荼羅図などもあり、開山堂には中将姫や春時夫妻の座像が安置されている。当日は参道に露店が並び、抹茶の接待もあり子どもたちや大勢の参拝客らでにぎわう。

問い合わせは得生寺TEL0737・88・7110。

(写真/児童たちによる二十五菩薩のお渡り(昨年))

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