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プロ雀士との対戦記~本紙・竹内記者が挑戦~ [御坊市]

[2019年11月22日掲載]

プロ雀士との対戦記~本紙・竹内記者が挑戦~

 「勝ちたいの欲を捨てて」と井出プロ「リーチ」をかけないのが上手な打ち方

 


井出プロ(右から2人目)に手合わせしてもらう竹内記者(左端)



井出プロと竹内記者(左)

 

 ねんりんピックの健康麻雀大会は10日から御坊市市立体育館で開かれた。11日にはプロの雀士に対戦する「お楽しみコーナー」も設けられ、大会に出られなかった麻雀ファンらが参加した。麻雀が大好きな私(「2・1紀州」竹内記者)も無論、早くから申し込み、この日を楽しみにしていました。大物雀士と対戦した私の「ひっちゃかめっちゃか対戦記」としてまとめてみました。『上がりたいという欲を捨てて打つ』」という井出プロのクールさに舌を巻いた私です。(竹内 文雄記者)。


 《珍しもん好き》の私は、プロの方と麻雀が出来るなんて夢のようでわくわくしながら参加しました。

 お相手をして下さったのは、井出洋介プロ。テレビに出演され全国的にもよく知られている井出プロだが会ってみて驚いた。

 控え目で温厚。言葉つきもていねい。本も出版するなど有名人だけに「いかつい人かな」との私の予想は見事外れました。

 対局中、間違って別の「ヤマ」からパイを積もろうとすると「あぁ違いますね」と静かに指摘。「ポン」をしているうちにパイ数が足りなくなった相手には「どこでそうなったでしょうかね。気づかなくてすみません」と、井出さんのミスでもないのに謝られる。

 そんな謙虚な方だから、ゲームそのものもおとなしいのかと思ったが、そこはプロ。攻める時は果敢に攻めて着実に上がる。それでいて「危険」なパイはきっちり止めて、1局中、ついに1度も打ち込まなかった。私は「名人から上がってみせるんだ」を最大の目標でゲームに臨んでいた。幸い良い手が出来たので「今度こそ井出さんから上がってやろう」と喜び勇んで声高らかに「リーチ」を宣言。

 だが、井出プロは当たり牌のすぐそばは切ってくるのに、肝心の当たり牌はしっかり止めておられた。

 「どうして当たり牌が分かるのですか」と私が尋ねると、井出さんは「私だってずばり分かる訳ではありません。でも長年の『カン』で何となく危ないのではという体験上のものですかね」とこれまたごく静かに答えて下さいました。

 こうして、私の当たり牌を止めたりしながらも井出プロは着々と上がられました。その打ち方を見ていると、決して「リーチ」はされません。「3面待ち」(麻雀用語を使って一般の読者には申し訳ありません)の上がり易い手でも、リーチはせずじまい。

 上がることよりも、どちらかと言えば「リーチ」をかけることに喜びを感じている「リーチ大好き人間」の私には、リーチをかけない井出プロの打ち方が全く理解出来ません。

 そこでまたまた尋ねてみました。「そんなに良い手なのにリーチをしないのはもったいないのではないですか?」

 「麻雀の目的は、上がることにあります。リーチをしなくても上がれる手なら、リーチをかける必要はありません。もし、親がリーチをしてきた時、いつでも危険牌を止められるようにしておくことが大切です」とこれまた穏やかに教えて下さいました。

 「なるほどそんなものかなぁ」と聞きながらも、いまだ井出プロの打ち方が理解できない私はその後も「リーチ」をかけては次々と打ち込んで、最終的には4人中3位という『いつも通り』の惨敗でした。無論、井出プロは断トツのトップ。

大名人なのに、少しも偉ぶることなく、私達素人にかんでふくめるようにわかりやすく優しく指導して下さった井出プロ。対局終了後、笑顔で記念写真に応じて下さいました。

今回の井出プロとの対局で「勝ちたいという欲を持たないこと」と教えられました。その場ではわかったつもりなんですが、果たして次の大会まで覚えているやろうか?と全く自信のない私。親切に指導して下さった井出プロに報いるためにも『上がりたい』と目を血走らせるのではなく、『冷静な井出風』の麻雀を打てるように心がけたいものです。

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