おかげさまで、ツー・ワン紀州はことし7月25日で創刊21周年を迎えました

毎週金曜日更新 和歌山県の地域情報 ツー・ワン紀州

有田川町久野原の御田(おんだ) [有田川町]

[2017年2月24日掲載]

大雪のため舞の奉納は体育館で

有田川町久野原の御田(おんだ)

 

 

御田関係者全員参加のお渡り

 

 雪化粧の久野原の里山を背景に400年以上に渡る古式にのっとり幟(のぼり)2本を先頭に太鼓に合わせて謡囃子(うたばやし)を唄いながら粛々と岩倉神社に歩む有田川町久野原の「久野原の御田」の新春の風物詩「お渡り」が行われ、奥有田に春を呼び寄せた。

 

 隔年の2月11日、有田川町久野原の岩倉神社に奉納される県指定無形民俗文化財の「久野原の御田」は、今年は前日の大雪が神社の境内に残り、お渡りは日も差して例年通り行われたものの舞の奉納は久野原小学校の体育館で行われた。

 体育館にはストーブを焚いていたが肌寒い中、田起こしから稲刈り、籾(もみ)供えまでの全工程を、しゆうとがむこに教える形で進められた。小学校入学前の4人と小学1年生1人の5人が演じた田植子は御田の終盤で登場し、籾まき・苗取り・田植え・稲刈りを演じ、その愛くるしい動作で場は華やぎ、舞終えると盛大な拍手が沸き起こった。その後、中山正隆町長らによる餅まきもあったが、雪のため観光客も例年より3割ぐらい少なく、皆さんたくさんの餅を拾って大喜びだった。

 久野原には縄文時代の遺跡があり、古くから人々が生活していたが用水路を整備することが困難な地域とされ、久野原の御田は稲作の豊作を神仏に祈願する予祝行事として行われてきたもので全国に伝承される御田行事の大半は田植えの所作までのと異なり、久野原の御田は籾供えの全工程があり大変貴重なものとの評価がある。

 また、主役が何も台詞を語らず、杉野原区に伝承される杉野原の御田舞とは趣の異なる御田行事とされる。2月11日の御田の前には「久野原の御田保存会」の関係者らを中心に1月20日ごろから本番に向けた練習が行われてきたもので来場者は見事な演技に見入られていた。

このエントリーをはてなブックマークに追加  
おすすめ記事
2017年2月24日付 地域の情報 一覧

2017年2月24日付 地域の情報トップへもどる
地域情報紙への広告掲載随時受付
ツー・ワン紀州への広告掲載募集

弊社発行の和歌山県有田地方・日高地方3市9町の16万1000人を対象に発行している当地方最大発行部数40,578部の地域情報紙「ツー・ワン紀州」に広告を掲載しませんか?

サイト内検索