おかげさまで、ツー・ワン紀州はことし7月25日で創刊21周年を迎えました

毎週金曜日更新 和歌山県の地域情報 ツー・ワン紀州

一般ブロイラーと比較し証明…和歌山県養鶏研究所 紀州うめどりの鶏肉臭は半分以下 「食味」「食感」「香り」よし [日高川町]

[2015年7月31日掲載]

和歌山県日高郡日高川町船津の県養鶏研究所は、梅酢加工物を加えた飼料で育てた鶏「紀州うめどり」の鶏肉臭が、一般ブロイラーの半分以下であることを科学的に証明した。紀州うめどりは東京で開かれた食肉のおいしさを競う国内最大級の「地鶏・銘柄鶏食味コンテスト『グランドチャンピオン大会』」で2位にあたる優秀賞を受賞、鶏独特の臭みがなく柔らかいと評価されていたが科学的な根拠がなかった。今後は差別化して販売促進に期待される。

紀州うめどりは、生後20日すぎから出荷まで、飼料に脱塩濃縮した梅酢を0.1%の割合で加えて飼育した県のブランド鶏で有田川町や日高川町などで年間約120万羽生産され、これまで食味検査などで鶏肉臭が少なく保存時の水分流出も少ないと評価されていたが科学的な根拠がなかった。

(写真/優秀賞を獲得した紀州うめどり肉)

鶏肉独特の不快臭は、脂質に含まれる「リノール酸」が酸化することで生じるのが原因と言われており、研究所では梅酢加工物が脂質の酸化を抑える効果があると推測して、食味検査と臭気成分の測定を行った。

実験は、うめどりと一般ブロイラーの鶏肉でそれぞれスープを作り、モニター10人が飲んで採点。その結果、うめどりは飲む前の香りも、飲んだ後の風味も鶏肉臭が少ないと評価した。また、そのスープの臭気成分を比較すると、一般ブロイラーが0.29マイクログラム/ミリリットルに対し、うめどりは0.14マイクログラム/ミリリットルで半分以下と少なく、鶏肉臭と臭気成分の関係も明らかになった。

このほか、飼料に梅酢加工物添加による成長の比較について松井望副所長は一般ブロイラーと比較して「鶏の成長に影響がない」と話している。冷凍胸肉の消費拡大のため、温風と水蒸気を使うスチームコンベクションオーブンによる真空調理法では、うめどりと一般ブロイラーの冷凍胸肉にオリーブオイルや調味料を加えて真空パックをして調理。16人のモニターがブラインド形式で食べてどちらが好まれるかを答え、総合評価で8割の人がうめどりを選んだ。研究所では「このデーターを販売促進に活用してほしい」と話している。

(写真/日高川町の県養鶏研究所)

このエントリーをはてなブックマークに追加  
おすすめ記事

2015年7月31日付 地域の情報トップへもどる
地域情報紙への広告掲載随時受付
ツー・ワン紀州への広告掲載募集

弊社発行の和歌山県有田地方・日高地方3市9町の16万1000人を対象に発行している当地方最大発行部数40,578部の地域情報紙「ツー・ワン紀州」に広告を掲載しませんか?

サイト内検索