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文部科学大臣表彰・科学技術賞受賞(御坊名田町上野出身) 齋藤正樹東工大名誉教授 [その他]

[2015年4月24日掲載]

和歌山県御坊市名田町上野出身で神奈川県横浜市在住の齊藤正樹・東京工業大学名誉教授・特命教授(66)が、平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)を受賞した。昨年の第46回日本原子力学会賞「学術業績賞」の授与に続くもので関係者らは齊藤教授の長年の研究が評価され、大変喜ばしいことと話している。

内閣官房参与をはじめ国内外で活躍
今回の研究は「平和と持続的発展に向けた軍事転用困難なプルトニウムの研究」で、核のごみ(高レベル放射性廃棄物)として扱われているマイナーアクチニド(MA)に着目。ウラン燃料に少量添加することにより、MAの核変換を利用して軍事転用困難なプルトニウムを生成することが可能であることを理論的に予測し、その生成メカニズムを国内の高速実験炉と米国のアイダホ国立研究所の中性子スペクトルの異なる2種類の研究用原子炉を使って実験的に実証した。

このマイナーアクチニドがプルトニウムの軍事転用を防ぐことを示した成果は「オバマ米国大統領の提唱する『核なき世界』の実現に寄与することが期待される。また、研究成果を活用することにより、世界の原子力の平和利用が促進されるほか、放射性廃棄物も低減され、人類の持続的発展に寄与することが期待される」と評価されたもの。科学技術賞にも、我が国の科学技術の振興発展に顕著な貢献をされたと認められましたのでこれを賞します。と書かれている。

齊藤氏は日高高校、大阪大学工学部原子力工学科入学、大学院で工学博士を取得。その後、米国インディアナ州パデュー大学原子力工学科に約3年勤務し、動力炉・核燃料開発事業団に8年、大阪大学工学部原子力工学科助教授で3年、東京工業大学原子炉工学研究所助教授を経て教授から現職の名誉教授。東京工業大学グローバル原子力安全・セキュリティ教育院院長(特命教授)。文部科学省の原子力安全技術アドバイザー、内閣府の原子力安全委員会専門委員、経済産業省の総合資源エネルギー調査会臨時委員、平成23年に内閣官房参与をはじめ、国際原子力機関(IAEA)の核不拡散に関する諮問委員会議長を務めるなど国内外的に活躍。昨年、日本原子力学会から学術業績賞、平成18年度に御坊市の文化賞を受賞している。

(写真/文部科学大臣表彰状を手に齋藤教授)

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