おかげさまで、ツー・ワン紀州はことし7月25日で創刊22周年を迎えました

毎週金曜日更新 和歌山県の地域情報 ツー・ワン紀州

世界農業遺産 農林水産省が受理 みなべ・田辺の梅システム [みなべ町]

[2014年8月15日掲載]

和歌山県のみなべ町と田辺市で行われている梅生産システムの「世界農業遺産」の認定を目指し、両市町や農業関係者らでつくる「みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会」(会長・小谷芳正みなべ町長)は7月28日、農林水産省に申請書類を郵送していたが、農林水産省は31日、国連食料農業機関(FAO)の世界農業遺産の候補として申請を受けつけたことを明らかにした。これから現地調査などを経て農林水産省が承認すれば、2015年開催予定のFAO国際会議で認定の可否が審査される。

みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会がみなべ町役場で発足されたのが5月25日。その後、7月23日に総会とシンポジウムが紀州南部ロイヤルホテルで開かれ、認定に向けた取り組みを進め、7月末までに農林水産省へ申請書を提出するとしていた。

申請書は、みなべ・田辺の梅システムの特徴について「養分に乏しいれき質斜面を活用して高品質な梅を持続的に生産してきた当地域独特の農業システム」などを説明し、エリアはみなべ町と旧田辺市の256・68平方㌔と設定している。

世界農業遺産は2002年にイタリア・ローマに本部を置くFAOが認定するもので、伝統的農業や景観、文化風習・生物多様性を保全し、次世代へ継承するため創設された。林業や水産業も対象となり、認定されることにより地域活性化や農産物のブランド化も期待できる。農業遺産は現在13カ国31地域。国内では5地域が認定されている。

農林水産省はFAOの世界農業遺産の候補として今回「みなべ・田辺の梅システム」のほか6地域の申請も受け付けている。申請したのは▽宮城県「水鳥を育む湿地としての大崎の水田農業地域」▽埼玉県「平地林が支える三富新田の循環型農法」▽岐阜県「里川における人とアユのつながり」▽徳島県「徳島・剣山の傾斜地農耕システム」▽宮崎県「高千穂郷・椎葉山の森林保全管理が生み出す持続的な農林業と伝統文化」▽沖縄県「抱護の林帯に守られた沖縄の伝統的小規模農業システム」。

(写真/田辺市の紀州石神梅林付近)

このエントリーをはてなブックマークに追加  
おすすめ記事

2014年8月15日付 地域の情報トップへもどる
地域情報紙への広告掲載随時受付
ツー・ワン紀州への広告掲載募集

弊社発行の和歌山県有田地方・日高地方3市9町の16万1000人を対象に発行している当地方最大発行部数40,578部の地域情報紙「ツー・ワン紀州」に広告を掲載しませんか?

サイト内検索