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濱口家(広川町)国重文に文化審議会が答申 [広川町]

[2014年5月30日掲載]

国の文化審議会(宮田亮平会長)は16日、広川町広の「濱口家住宅」9棟を、国の重要文化財(建造物)に指定するよう文部科学相に答申した。主屋や本座敷のほか、ゲストルームがある「御風楼」(ぎょふうろう)などで、指定されれば県内で80件(国宝含む)となる。

濱口家住宅は江戸時代中期に関東に出て、塩やしょうゆの問屋「廣屋(ひろや)」を創業した、通称「東濱口家」の本宅。安政の南海地震(1854年)で、稲束に火を放ち住宅を救い、広村堤防を築いた濱口悟陵は【西濱口家】となる。

御風楼は木造3階建ての座敷棟で、建築は1909年ごろ。北、西、南の三方から海が望めるなど、庭園と一体的に造られたのが特徴で海や庭園の眺望が楽しめるなど工夫されている。白れんがや鋼材を使うなど、近代的和風建築の手法も取り入れられており、犬養毅元首相も滞在したといわれる。住宅の南側の庭園の一部は2004年に広川町が所有し「東濱口公園」として一般公開されている。

指定対象の建物のうち8棟は、東濱口家の子孫で植林事業などを手掛ける「東濱植林」(東京都)が所有。主屋や本座敷は江戸後期の建築とみられ、主屋は改造が多いが、江戸時代の町家建築として貴重という。文庫や米蔵など土蔵群は明治中期に整備された。

東濱口家内は見学できないが南側の東濱口公園からも外観を見ることができる。公園の開園は午前10時から午後5時。月、火曜日が休園(祝日は開園)無料。

(写真/重要文化財に答申された東濱口家)

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