おかげさまで、ツー・ワン紀州はことし7月25日で創刊21周年を迎えました

毎週金曜日更新 和歌山県の地域情報 ツー・ワン紀州

サルにとって魅力のない地域に「ニホンザル対策」 日高地域鳥獣被害対策本部が研修会 [印南町]

[2014年1月31日掲載]

日高地域鳥獣被害対策本部(本部長・日裏勝己印南町長)の研修会が20日、印南町公民館で開かれ、農業関係者ら110人が参加した。日高地域の鳥獣被害は年間5000万円を超える額で推移し、他の地域に比べニホンザルによる農産物の被害が多いことから、その生態や習性、被害対策について学んだほか、追い払いに使用する煙火の演習も行われ、受講者には動物駆逐用煙火使用許可証が交付された。

(写真/紀州煙火の藪田さんに煙火の取り扱いの指導を受ける皆さん)


日裏本部長は「鳥獣の被害は毎年非常に深刻。中でもニホンザル対策が困難。この研修を大いに役立てて」とあいさつ。日高振興局の担当者が管内の鳥獣被害対策の現状と課題について報告。鳥獣の捕獲数は増加しているが被害額は5000万円を超え、高止まりの状況。また、鳥獣別被害額(2012年度)のうちサルが占める割合は県全体で14・2%に対し、日高地域ではイノシシと同程度の31%と他の地域に比べ多いと説明した。

田辺市ふるさと自然公園センターの鈴木和男さんは「野生動物の生態と被害対策について~ニホンザルの場合~」を演題に講演。鈴木さんは、年間全国で1万頭ものサルが捕獲されているにもかかわらず増え続けている。人を恐れない上、人間が食べる高栄養を食べるから繁殖力も高い。被害を減らすには捕獲だけでは不十分。作物の放棄や野積みなど餌とすみかをなくし、サルにとって魅力のない環境をつくることが大切。耕作地の周辺の雑木林、竹林の手入れをして逃げ場所や隠れ場所をなくすことが根本的な解決に繋がる。集落などに出没したサルを捕獲しても山に戻してはいけない、集団で戻ってくると強調、地域住民による協力体制が不可欠だと呼びかけた。

その後の追い払い演習は、同町山口の若もの広場に移動し、有田川町の㈲紀州煙火の藪田善助氏らの指導により、サルの追い払い用に特別開発された5秒間隔で20メートル飛び大きな爆発音を出す5連発の煙火の取り扱いを学んだ。

(写真/女性も参加、煙火を45度に。大きな音にビックリ)

このエントリーをはてなブックマークに追加  
おすすめ記事

2014年1月31日付 地域の情報トップへもどる
地域情報紙への広告掲載随時受付
ツー・ワン紀州への広告掲載募集

弊社発行の和歌山県有田地方・日高地方3市9町の16万1000人を対象に発行している当地方最大発行部数40,578部の地域情報紙「ツー・ワン紀州」に広告を掲載しませんか?

サイト内検索