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産官学の連携 印南町のメガソーラー 全国初の「地域貢献型」9月末稼働へ着工 [印南町]

[2013年8月23日掲載]

印南町の印南漁港にある町有地「外ケ浜埋め立て地」と美里地内の旧県畜産試験場跡地で進められている大規模太陽光発電所(メガソーラー)で、埋め立て地の太陽光発電パネルを設置する基礎工事が始まった。売電収入で得た利潤は地域に還元する全国初の「地域貢献型」で、印南町や龍谷大学(京都市)、民間企業が連携して取り組んでおり、9月末の稼動を目指している。


地域貢献型メガソーラーは地域社会のなかで売電収入を循環させ、地域の課題解決や活性化につなげようとする取り組み。事業主体は龍谷大学の深尾昌峰政策学部准教授が代表を務める非営利型株式会社「プラスソーシャル」(本社・京都市)。

印南町は外ケ浜埋め立て地約1万4800平方mを年間約300万円の借地料で本年度から21年間プラスソーシャルに貸与。京セラソーラーコーポレーション(京都市)がパネルの供給や管理をし、トランスバリュー信託(東京都)が信託事業を行い、産官学が連携して取り組む。

この事業はプラスソーシャルが購入した美里の県畜産試験場跡地約8500平方mと京都市の龍谷大深キャンパス屋上約1300平方mにパネルを設置、3カ所を総称して「龍谷ソーラーパーク」としている。総事業費は約7億円。龍谷大学が3億5000万円を投資し、残りの半分は金融機関から融資。

パネルの設置枚数と発電規模は埋め立て地は4800枚で1200kw、美里2500枚で約600kw、龍谷大250枚で約50kw。3カ所の合計出力容量は約1850kw。年間発電量は約190万kwで再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用し、発電分はすべて関西電力に売却。売電額は20年間で十数億見込んでいるが必要経費を除き収益は20年間で約5億円を見込んでいる。

同町には借地料が入るほか、固定資産税として21年間で5000万円の徴収を見込んでいる。また、メガソーラーの稼働時期に合わせ、龍谷大学と同町が「地域連携協定」を結ぶ。龍谷大学が印南町で小中学対象の環境学習事業に協力するなど、生涯学習や地域活性化の事業に協働で取り組み、具体的な事業内容については今後の協議となりそう。

日裏勝己町長は「新しい町づくりの一環として、何らかの形で地域の活性化につなげたい」と話している。

(写真/メガソーラーが設置される外ケ浜埋め立て地)

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